ホーム » エッセイ » ネタ » 【エッセイ】気持ちは実によく分かっています。それが前提です。
(更新:2023年9月9日)

【エッセイ】気持ちは実によく分かっています。それが前提です。

ルミネCM炎上で見えた「ネトフェミ」とは? – 無要の葉 ルミネCM炎上で見えた「ネトフェミ」とは? - 無要の葉 このエントリーをはてなブックマークに追加

[browser-shot url=”http://zeromoon0.hatenablog.jp/entry/2015/03/22/173113″ width=”300″ height=”200″ target=”_blank”]

以上の記事について色々と反発・反論が出ているが、確かに、「ネトフェミ」というレッテルや語感はまた要らん方向から誤解や偏見を招きそうだし、また、ルミネの謝罪も私的にはパーフェクトとは思っていないが(単純にルミネ側の企業としての意図や見解をもう少し聞いてみたいところだ)、概ね冷静な分析と提案であると私は思う(やや批判先への悪意や皮肉が強いが)。要は、「怒りそのものは至極もっともだが、その怒りに囚われるあまりに手段と目的を履き違えてはならない」という話なのだ。

例えば、左翼運動などは一部の過激派がテロリズムや内ゲバに走ったせいで現在のところ、共産主義思想そのものがうさんくさい目で見られるようになってしまった。いや、実のところ左翼思想史や共産主義じたい、私は殆ど知らないんですが(^_^;)、とにかく、私にも含めて「何となく怖い」「なんか理解しづらい、付き合いづらい」というイメージが付いてしまっているのは確かだと思うし、フェミニズムの現状にも正直似たようなところがある気がする。

さらに大袈裟に言えば、「先進国」の中東諸国への直接間接の介入や搾取、差別が酷いのは事実だが、かと言って、マスコミを襲撃して丸腰の作家や編集者を撃ち殺したり、迷い込んだ民間人の首をちょん切って見せびらかしたり、観光客を惨殺して回ってもどうにもならない、ということなのだ。結局、中東そのものへのイメージ、大半の一般の中東出身者の偏見だけが悪化するだけになってしまった。

とはいえ、やはり未だに女性への偏見や抑圧が厳然としてあるのは事実だし、社会や権力の構造を変えるには正攻法ばかりではそうそう効果が上がらないのも確かだ。じゃあ、一体どうすれば?

 

……それが分からないから、私はBLに走ったんですよね(^_^;)。そもそも、神様が「人間が一人じゃいろいろと大変だろう」とか余計な世話を焼いてアダムから肋骨を引き抜いたときから、男と女の諍いは始まったのだ。そもそも性別、性なんてものが存在しなければ、この世の揉め事の半分以上はきれいさっぱり無かったのだ! いっそ、全世界の男がみんなゲイに、女が腐女子になってしまえば、男女差別なんてものは雲散霧消するに違いないのだ。もっとも、そうなると人類そのものが雲散霧消する、という声が聞こえてきそうだが、皆が平和に愛し合い、夢見ながら滅んでいけるのならその方がよほど望ましいのではないだろうか?

[amazonjs asin=”B00MORJQ16″ locale=”JP” title=”マージナル(1) (小学館文庫)”]

蛇のごとく粘着だが、羊のごとく惰弱。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


BOOK☆WALKER 半額還元
ebookjapan 初回ログインで70%OFFクーポンプレゼント
honto キャンペーン情報
楽天24時間限定タイムセール 毎朝10時更新!
Yahoo!ショッピング PayPayポイントが貯まる

最近のお気に入り

※詳細はタイトルをクリック⇒
表紙画像をクリックしてAmazon

  1. ハイパーインフレーション経済史、民族差別、技術・文化史・ショタ性癖etc.を最高のエンタメに昇華。あらゆる面でのエキセントリック度は「ゴールデンカムイ」と双璧
  2. 天幕のジャードゥーガル初期手塚風の絵柄とのギャップが鮮烈な硬派で壮大な歴史劇そして正当にフェミニズムと「学究」の意義を扱った作品
  3. 豚の復讐過激イジメ復讐殺戮劇×異世界転生の異色コラボ、その実は王道の勧善懲悪&主人公の成長冒険譚
  4. ジャンケットバンク悪徳銀行を舞台に、無職ロリババア青年による裏ギャンブラーイケメンの顔面&尊厳破壊と、ヒロイン獅子神さんの成長と副主人公?御手洗君の人格破綻ぶりを堪能する話
  5. オリエントどうしても鬼滅の刃を連想してしまうが、世界観や設定のオリジナリティーとスケール感は、実はこちらがずっと圧倒的

PR商品

最新コメント

カテゴリー

提携

Amazon.jp