ビリー・ジョエル3度目の離婚に驚く高須に松本人志が全然興味なさそうに 、
松本「ごめん、なんなん?ビリー・ジョエルって?」
高須「え!?自分、ビリー・ジョエル興味ないんかいな? エルトン・ジョンは?」
松本「全然ない 、俺の目の前でビリー・ジョエルがエルトン・ジョンの腹ぶん殴っても何とも思わへん」
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「虚数って何?意味あんの?」と高校生に言われたらどう答えるか | Taro is here!
この記事を読んであらためて感じたのは、申し訳ないがやはり理系の人は他人の気持ちに生来疎い人が多いんだな、ということであった。そもそも、こういう場合の「意味あんの?」は十中十通り「自分にとって」という枕詞が言外に含められているものだ。
この文章一つ取っても、これでも「数学の苦手な(元)高校生に向けて精一杯努力して歩み寄って、興味を持って分かりやすく、噛み砕いて説明しているんですよ」と言われてしまったら、もうこちらとしては「そちらの世界」にとっては縁なき衆生、でしか有り得ないのだな、という絶望するしかない。「たぶんお前にとっては意味があるんだろう、お前ん中ではな!!」としか返す言葉がない。本当に「自分たち」以外にも理解して欲しいと本気で願っているなら、もっと具体的で平易な語彙を用いて、もっと具体的で身近な事例を挙げてかつ簡潔な文体でもって説明する努力を怠らないでいただきたい。この記事を理解しろと言われるくらいなら「源氏物語」全文を注釈無しで読まされる方が数百倍もましというものだ。あれは少なくともれっきとした「日本語」だからね。
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この私にとってはリンゴや東京ドームで例えられる以外の数や量というのはおよそ理解と想像の範疇外であり、実際、高校卒業以降このかた、2次方程式なんぞは使ったこともなければそもそも思い出すだに苦痛な体験だ。少なくとも私にとっては、四則計算以上の数式というものは避妊具以上に無用の長物どころか、存在意義すらまったく理解できず認めることができないものなのだ。まして虚数となったら、授業で習わされた当時は「2乗すると-1になる数(!?)」とか、これ以上無いほどの論理破綻を聞かされた時点で、正直こちらの気が狂ったのかと思い、愚弄されているような気分になったし、怒りすら覚えて教科書を投げ出したくなり、実際投げ出した。
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そんなわけで私にとってとりわけ高校の数学の時間というものは小学中学の体育の時間に次いで苦痛であり、精神的拷問虐待に等しいものであり、あたかも蕎麦アレルギーの人間の口に蕎麦粉を詰め込んで流し込むような所行だったのだから、まったくあの時間は私にとってはまったく完全なる時間の無駄どころか、未だに悪夢にうなされるほどの精神的外傷と化していまだ癒えることなく、あの時間と労力を「まともな文章の書き方」とか「正確な人体デッサンの技法」とか、もう少し実用的な技術の修得に費やしていれば、いや、むしろ寝ている方がよほどましだった(事実、寝てしまうときも多かった)のにと、ただ後悔ばかりがつのるわけだ。
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人間という存在には生まれついての個性の違いというものがあり、それぞれに資質の差や適性の違いというものがあり、そして、それらによって課せられた役割や使命、天命というものがあって、それは一人ひとり異なっているものだ。したがって、その人の資質や役割にそぐわないどころかおよそ相容れない事柄を強いるのは、その人にとって苦痛どころか、その時間や人生を損ない、あまつさえ狂わせることにしかならない不毛な所行なのだ。だから、とくに親や教育者、指導者などという人たちは、育てる対象の適性や個性をなるべく早いうちから見極めて、その資質にあった方法や進路を極力開いてやるべきで、間違っても本人の気質に合わず苦痛にしかならないような事柄を強制してはならないのであって、社会システムもそのように柔軟性を持って個人に対応することこそが、ひいては社会、世界全体の進歩と発展により早く繫がる道なのだ。
むろん、思想信条の自由というものは万人に保証されるべき人権のひとつであり、その世界に意義や意味を見出し、人生を献げる方々の存在というのは決して否定しないし大いに尊重されるべきとは考えるものの、とにかく私の目に映る数学という世界はそこらのカルト宗教以上の狂気と不毛の世界であり知能の蕩尽としか思えず、その想像力をわずかなりとも、平和な世界、差別や貧困の存在しない世界というものをこの三次元の現実の世界に具象化すべく差し向けたほうがよほど有意義で生産的であると確信しているのであった。
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ああいう類の踏み込んだ説明を欲して「虚数って何?意味あんの?」と発言する高校生の存在に思い至れないあなたは「他人の気持ち」が自分の想像する範囲にしかないと疑わない迷惑な人間だと気付いてください。
たいへん申し訳ありませんでした。
私としては、紹介の記事はもちろんのこと、『ああいう類の踏み込んだ説明を欲して「虚数って何?意味あんの?」と発言する高校生の存在』を否定したり、まして揶揄するような意図はまったくありませんでした。しかし、あえて読み返してみると、確かにそのように受け取られても仕方のない文面ですし、気分を害する方が出てもやむを得ないですね。紹介の記事の著者の方にも含めて、この記事で不快になった方全員に重ねてお詫び申し上げます。
要は「犬や鳥に噛んで含めて人間の言葉を教えようとしても徒労ですよ」という程度の内容だったのですが、頭の悪い人間の戯れ言だと思って鼻で笑っていただければ、と思います。
引用元の虚数を説明しているブログからここの記事にに辿り着いた者です。こういったコメントを残すことは自分にとってはすごく稀なことなんですが、これも何かの縁かと思いコメントしたいと思います。
私自身も数学チンプンカンプンです(笑)。ただ大人になって色々な見方ができるようになった今この数学でいう虚数というものを改めて考えてみた時、純粋にとても興味をそそられました。
それは実在しない想像上の『数』を仮定して本来だったら解のない方程式も虚数解で解を持つことができるということ、このことがたとえば小説や映画といった人が創作したまず現実ではあり得ないような虚構の物語から得た『仮想の経験』とその帰結が何かに行き詰まった実際の自身の生活に役に立たせることと、自分には重なって見えたんです。
なので虚数に意味はあるのか?という問いは、私には、フィクション物語に意味はあるのか?と同じようにも聞こえます。
それが数字にしろ文字にしろ、深く本質を突き詰められるその才能と情熱を持てる人を私はとても尊敬しています。そして虚数を使えば本来は解のない方程式も答えを持てる。数学者が言うにしてはあまりにファンタジーで、でもそれを彼らが大真面目に捉えているという事実が私はとても面白いと感じています。
わざわざお越しいただき、ありがとうございます。
>このことがたとえば小説や映画といった人が創作したまず現実ではあり得ないような虚構の物語から得た『仮想の経験』とその帰結が何かに行き詰まった実際の自身の生活に役に立たせることと、自分には重なって見えたんです。
戴いたコメントのこの下りに、正直、目から鱗が落ちました。たしかに、方法は違っても物事や世界の本質を追究していく情熱はとても貴重で素晴らしいことで、その情熱を持ち続け真摯に努力を続けている人々には、有形無形のうちにその恩恵を受け続けている側としては敬意を持ち続けなければなりません。振り返ってみるとこの記事はそうした真摯な努力やその人々の敬意に欠け、揶揄していると見られてもやむを得ない内容ですね。今さらながら反省しています。
……しかし、とは言えやはり私などは、いずれ同じ「虚」であり、そして残された時間が有限であるなら、やはり数字や概念よりはより「リアル」に実感で本質や真実を味わえる創作や物語のほうにより多く触れていたいのです。