正月の猫たち
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(更新:2023年9月9日)

【日記】正月に飽き、人生に疲れ

結局、昨年2015年も今年の正月も想定通り、まったく無為に過ごしてしまったように思う。正月とか新年を迎えるとかいうのは、子供のころやもう少し若い時分にはそれなりの非日常的な高揚感があったものだが、さすがに数十回も繰り返しているとなると、一向に代わり映えのしないイベントや口上の繰り返しにはいい加減うんざりしてきてしまっているのだ。上半期にはポール・マッカートニーの来日&武道館公演、そして下半期には『おそ松さん』の予想以上のブーム(あれはおそらく平成アニメ史上最大の「コロンブスの卵」だと思う)&どハマり(私的には「エヴァ」以来の衝撃)というイベントはあったが、いずれも外部からわざわざ勝手に訪れてくれただけで、なんら私の積善や努力の成果というわけではないのだ。相変わらず、私の現人生というか生活そのものはどこを取っても停滞どころか下降の一途を辿っている。キャリアアップ? 何それ食べられるの? それどころか半分失業状態ですよ。 結婚?婚活?出会い?……来世、来世。

Mccartney II

近年、私に対して辛うじて「変化」とか「前進」とか「成長」とかいうものの概念を身近に実感させてくれる存在と言えば、もっぱら甥っ子と姪っ子の存在のみなのだ。甥っ子は昨年小学生になってからというもの、一人称も「ぼく」から「おれ」に変わって祖母(母)を当惑させ、すでにあどけない幼児からいっぱしの男子に成長しつつあるし、姪っ子といえば言葉も増えて、目下ディズニープリンセスに憧れて唄って踊るのが大好きな一方で隙あらば兄(甥っ子)からゲームや玩具を取り上げようとしたりチャンバラごっこで兄を叩きのめそうとしている。しかし、彼らのこうした素晴らしい成長ぶりに比例してこの私の方はひたすら心身ともに衰えていく、ということなのだ。

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しかし、明らかにこのままではまずい。とは言え、これと言った今後の展望なりヴィジョンを思いついているわけではない。取りあえず今年の目標を……といったところで、例年のごとく計画らしきものを立てては結局なに一つ達成どころか実行もできない、という結果を毎年のごとく繰り返してきたので、もういい加減に我ながらうんざりしてきてしまったのだ。それでも、いちおうやりたいことと言えば、

  • 英語力の向上(東京オリンピックまでには道案内程度はできるくらいにはなりたい)
  • 資格を取る(簿記か英検)
  • 定期的に運動をして基礎体力を付ける
  • ブログをもっとマメに更新する(最低週一回以上)
  • もっと絵やイラストをマメに描く
  • オリジナルの創作小説を書く

……等々を考えているが、まずは収入を増やす算段を第一につけなければならないし(金が無いのは首が無いのと一緒!)、結局は例年と同様以上の何一つも果たせずにまた来年も昨年と同じような繰り言を書くことになるのだろう。とにかくライフハックとかスキルアップとか自己啓発のための情報は溢れており、その中には確かに有益かつ有用な情報やメソッドも多々あるのだが、やはりつまるところは当人の意志と意欲、精神力がすべてであり、私にはそれらが絶望的に乏しいわけで、まずはそれを維持するというもっとも基本的なところから心がけなければならず、しかしそれは毎回あっけなく挫折しつづけているのである。

なにはともあれ、今年こそは平和で過去よりも発展ある佳き年でありますように。

Dark Horse

蛇のごとく粘着だが、羊のごとく惰弱。

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